市営のフロンターレバスが発車

市制80周年記念しJ1昇格を後押し

ラッピングバス1
ラッピングバス2
ふろん太をあしらったラッピングバス
川崎市をホームタウンとするプロサッカーチーム「川崎フロンターレ」のマスコットキャラクターふろん太君をあしらった市営のラッピングバス2両がお目見えし、6月25日から路線バスとして利用されている。
川崎フロンターレ後援会(会長・阿部孝夫市長)が、フロンターレへの関心を高め子どもたちに夢を与えようと、市制80周年を記念して制作した。
ラッピングバスはフロンターレのチームカラーのブルーを基調としふろん太とサッカーボールなどが描かれ、「みんなでフロンターレを応援しよう」の文字のほか、後援会の会員募集と連絡先が書かれている。ラッピングの期間は1年間で、広告代などの費用は240万円。
ラッピングバス3
ふろん太と一緒にバスに乗って満足そうな阿部市長(右)と武田社長。社内にはフロンターレの写真ニュースも掲示してある
一般利用の前日の24日午後3時15分から阿部孝夫市長、武田信平川崎フロンターレ社長、小玉孝夫交通局長、河野和子教育長らが出席して市役所第三庁舎前で2台のバスのお披露目が行われた。
7月2日の市制80周年記念試合(川崎フロンターレ対横浜FC)に抽選で入場者にプレゼントするTシャツを着た阿部市長は「市民やサポーターの永年の希望だったラッピングバスが完成した。フロンターレは現在2位以下を大きく引き離し、J1復帰が確実です。このバスの運行で、フロンターレへの関心が高まり、灰色だった従来の川崎のイメージカラーがブルーに変わることを期待します」とあいさつ。武田社長とともにバスに乗り込み、車内の広告スペースに張られた写真ニュース「川崎フロンターレnow」を見たり、民家園やマリエンなど川崎の観光スポットをデザインしたバスシートなどについて武田社長に説明した。
このラッピングバスは、上平間営業所に配属され、通常は川崎駅と小杉駅間を走る「川71系統御幸線(川崎駅〜幸区役所入口〜小杉駅)」、「川74系統扇町線(川崎駅〜御幸公園前〜小杉駅」を走るほか、空き時間には上平間営業所の他の路線にも利用され、フロンターレへの関心を集めるPR役を果たす。
また、ホームゲームの時は、小杉駅から等々力陸上競技場までノンストップで走る送迎用のバスとして使われ、車内にフロンターレの写真ニュースがはられる。

(2004年6月30日)

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