柿生のあじさい寺が見ごろ

浄慶寺で3000株が開花、13日と20日にまつり

「柿生のあじさい寺」として知られる麻生山浄慶寺(麻生諦善住職、川崎市麻生区片平6-34-1)でアジサイが見ごろを迎え、6月13日と20日にあじさいまつりが開かれる。
丘陵の中腹に本堂がある同寺は、自然を生かした約5300平方メートルの境内にヤマザクラをはじめスイセン、ハギ、ウメなど四季折々のさまざな植物が植えられ、1995年に「神奈川 花の百選」に指定された。
なかでも1967年から檀家の協力で植えられたアジサイは、年々数を増やし、津久井道の旧道から同寺への参道や山門から本堂、隣接する秋葉神社、裏山などにヒメアジサイ、ガクアジサイ、西洋アジサイなど約3000株を数える。
アジサイの開花にあわせ、10数年前から出入りの石材店が中心となり6月第2・3日曜日に「紫陽花祭」を開催、茶会や太鼓演奏を行っている。
ことしは、13日が裏千家茶会、神龍會のおはやし、馬簾太鼓「風」による「秋葉権現太鼓」の奉納、20日は御呈茶席、大由鬼山さんの尺八演奏、神龍會のおはやし、「秋葉権現太鼓」。演奏時間はいずれも午前11時と午後2時。
このほか、梅ジュース、アジサイグッズの販売もある。
麻生住職によるとことしは例年より開花が1週間ほど早く、6月中旬が最盛期となる見込みと話している。
問い合わせは電話044(988)1223浄慶寺。
交通=柿生駅より徒歩10分。

(2004年6月12日)

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