凝った仮装で国際交流楽しむ

専修大でプレ・ハロウィンパーティー

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川崎市多摩区東三田2-1-1の専修大学で9月27日、「プレ・ハロウィンパーティー」が開かれ、天使や魔女に扮した乳幼児連れの親子や中学生、同大学生など約100人が、同大120年記念校舎5階の食堂「キャビン」で軽食を取りながらひと足早いハロウィンを楽しんだ。
パーティーは、多摩市民館を拠点に活動する多文化交流グループ「世界のひろば」(清水聖子代表)、専修大の国際交流会「SHIP」(柿木隆宏代表・経営学部2年)と同市民館が、地域で国際交流の輪を広げようと、3年前から仮装参加の市民を公募し毎年開催している。
ことしは、国際結婚で多摩区などに住む市民や同大で日本語などを学ぶ留学生ら、アメリカ、フランス、ルーマニア、中国、韓国、モンゴルなど10数カ国の外国人が出席。相手の名前を聞いて書き取る「人名ビンゴ」などのゲームで交流を深めた。
メインイベントの仮装コンテストには、魔女や黒猫、ピエロ、天使、砂漠の民などに仮装した20組が出場、猫の衣装に合わせ四つ足で登場したり、チャップリンの物まねなどのパフォーマンスを演じた。人気を集めたのは多摩区中野島の西野希ちゃん(1歳・専修大学賞受賞)。祖母の手作りの天使の衣装を着て母親の陽子さんにつかまってポーズをとると、会場からは「キュート」「かわいい」の声があがっていた。
参加者の投票の結果、1位には「マトリックスのスミス」の扮装でパフォーマンスを演じたフランス・リヨン第二大学から同大に留学しているRudy Lyobardさんが選ばれた。Lyobardさんは「かわいい衣装の子がたくさんいたので、1位に選ばれるとは思わなかった。仮装衣装もなかったので、手軽にできる大好きなマトリクスでチャレンジした。とてもうれしい」と流ちょうな日本語でにっこり。ウサギとセイウチのコスチュームで参加しオリジナル賞をもらった宮前区宮前平の吉田麻那ちゃん(5つ)、子竜ちゃん(4つ)の母親紫麻さんは「この間まで暮らしていたジャマイカの幼稚園で子どもとハロウィンを楽しんだので、日本でもできるところを探していた。ジャマイカで着た衣装で入賞できてうれしい」と話していた。

(2003年10月10s日)