「人生はメジャーコードたい！」
そう叫んで、毎日全力で楽しむブッキーは今までにない役柄かも。
明日のことなんか考えず今を楽しむ。青春映画の王道といった感じ、もう何も考えず笑ったもん勝ちの作品。

69年という若者に対する敵（社会・慣習・戦争）がはっきりしていた時代。
しかし彼らはその敵に対抗しているわけじゃない、ただモテたい、楽しく過ごしたいだけ。 そのくだらなさが69年を知らない私にも共通の意識として感じられ面白い反面、69年の設定である意味が薄れてしまっている。

こんなことを書くと気を悪くするかもしれないがプロジェクトＸに涙するおじさんにはこの作品はオススメできない。
あの頃のなつかしさなんて一欠けらもないからだ。
日本映画のはっきりしない情緒性なんて存在しない、洋画好きににもオススメのエンターテイメント作品の登場だ。